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G205:色のついたフォームコントロールのラベルに対して、テキストによる手がかりを含める

出典:WAIC. “ G205: 色のついたフォームコントロールのラベルに対して、テキストによる手がかりを含める新しいウィンドウを開きます ” WCAG 2.0 達成方法集(参照2024年7月1日)

概要

G205は、色を用いてラベルを強調する場合に、その情報を色に依存せずに理解できるよう、テキストによる追加の手がかりを提供することを求めています。これは、色覚障害を持つユーザーや、色を区別できない環境でサイトを利用するユーザーに対して、情報を明確に伝えるためのガイドラインです。

このページでは、ウェブサイト制作でよく直面する課題に対して、基本的で取り組みやすい方法を紹介しています。
ただし、他にも対処すべき状況や多くの手段があり、具体的な状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。

適用(対象)

こちらは、次の達成基準に関連する達成方法です。

実践的な方法

フォームの必須項目を示す場合

フォームの必須項目を示すためにラベルを赤色にすることが一般的ですが、色だけに頼ることなく、テキストでの手がかりも提供することが重要です。たとえば、必須項目のラベルに「*」記号を追加し、「*必須」などの説明をフォームの冒頭や該当フィールドの近くに記載します。これにより、色覚障害を持つユーザーや、色を識別しにくい状況でも、必須項目であることが明確に理解できます。

まとめ

G205は、色を用いてラベルを強調する場合に、色に依存せずに情報を伝えるためのテキストによる追加の手がかりを提供することを目的としています。これにより、色覚障害を持つユーザーや、色を識別しにくい環境でサイトを利用するユーザーにも情報を明確に伝えることができ、すべてのユーザーにとって使いやすいフォームを実現することができます。このガイドラインを遵守することで、ウェブアクセシビリティを向上させ、多様なユーザーに対応できるウェブサイトを提供できます。

WCAG 2.0とその翻訳文書の利用について

本ページの内容は、「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0新しいウィンドウを開きます」、「WCAG 2.0 解説書新しいウィンドウを開きます」および「WCAG 2.0 達成方法集新しいウィンドウを開きます」からの引用を含んでいます。引用された内容は、W3CおよびWAICによって公開されており、以下のクリエイティブ・コモンズライセンスに基づいて使用されています。これらのガイドラインを参考にしつつ、ウェブアクセシビリティの向上に向けた具体的な取り組みを分かりやすく説明しています。

WCAG 2.0

この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンス新しいウィンドウを開きますの下に提供されています。

WCAG 2.0 解説書及び達成方法集

この作品はWCAG 2.0 解説書及び達成方法集からの引用を含みます。翻訳はWAICによって提供されており、文書のステータスは「勧告」です。なお、この文書の正式版はあくまでW3Cのサイト内にある英語版であることにご注意ください。

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