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G124:ページの先頭に、コンテンツの各エリアへのリンクを追加する

出典:WAIC. “ G124: ページの先頭に、コンテンツの各エリアへのリンクを追加する新しいウィンドウを開きます ” WCAG 2.0 達成方法集(参照2024年7月1日)

概要

ユーザーがページ内の各エリア(例えば、ナビゲーション、メインコンテンツ、サイドバー、フッター)に迅速にアクセスできるように、ページの先頭にリンクを追加する方法です。これにより、ユーザーは必要なセクションに直接移動でき、効率的に情報を取得できます。

このページでは、ウェブサイト制作でよく直面する課題に対して、基本的で取り組みやすい方法を紹介しています。
ただし、他にも対処すべき状況や多くの手段があり、具体的な状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。

適用(対象)

こちらは、次の達成基準に関連する達成方法です。

実践的な方法

G1はメインコンテンツエリアに直接移動する1つのリンクを提供するのに対し、G124はページ内の各エリア(ナビゲーション、メインコンテンツ、サイドバー、フッターなど)への複数のリンクを提供します。G1は主にメインコンテンツへのアクセスを迅速に行いたい場合に使用されますが、G124はページ全体の構造を把握し、各エリアに直接アクセスする必要がある場合に有効です。

具体例

サイト内のウェブページはすべて、そのページのメインコンテンツ、検索フィールド、及びナビゲーションバーにナビゲートする三つのリンクで始まる。これにより、ユーザーは各セクションに迅速にアクセスでき、効率的に情報を取得することができます。例えば、ポータルサイトでは、ページの先頭に「メインコンテンツ」「検索フィールド」「ナビゲーションバー」へのリンクを追加し、ユーザーがそれぞれのセクションに迅速にアクセスできるようにします。これにより、ユーザーは特定の情報を効率的に探すことができます。

まとめ

G124は、ページ内の各エリアに迅速にアクセスできるようにするための効果的な方法です。G1との違いを理解し、適切なシチュエーションで使用することで、ユーザーエクスペリエンスとアクセシビリティを向上させることができます。

WCAG 2.0とその翻訳文書の利用について

本ページの内容は、「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0新しいウィンドウを開きます」、「WCAG 2.0 解説書新しいウィンドウを開きます」および「WCAG 2.0 達成方法集新しいウィンドウを開きます」からの引用を含んでいます。引用された内容は、W3CおよびWAICによって公開されており、以下のクリエイティブ・コモンズライセンスに基づいて使用されています。これらのガイドラインを参考にしつつ、ウェブアクセシビリティの向上に向けた具体的な取り組みを分かりやすく説明しています。

WCAG 2.0

この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンス新しいウィンドウを開きますの下に提供されています。

WCAG 2.0 解説書及び達成方法集

この作品はWCAG 2.0 解説書及び達成方法集からの引用を含みます。翻訳はWAICによって提供されており、文書のステータスは「勧告」です。なお、この文書の正式版はあくまでW3Cのサイト内にある英語版であることにご注意ください。

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