ARIA21:エラーフィールドを示すためにaria-invalidを使用する
出典:WAIC. “
ARIA21: エラーフィールドを示すために aria-invalid を使用する
” WCAG 2.0 達成方法集(参照2024年7月1日)
概要
ARIA21は、ウェブページ上のフォームやインタラクティブな要素において、ユーザーがエラーを迅速かつ正確に認識できるようにするための技術です。この技術は、入力フィールドが検証に失敗した場合に、そのフィールドにエラーが存在することを示すためにaria-invalid属性を使用します。aria-invalid属性を適切に使用することで、スクリーンリーダーなどの支援技術がエラーの存在をユーザーに伝えやすくなり、アクセシビリティが向上します。
このページでは、ウェブサイト制作でよく直面する課題に対して、基本的で取り組みやすい方法を紹介しています。
ただし、他にも対処すべき状況や多くの手段があり、具体的な状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
適用(対象)
こちらは、次の達成基準に関連する達成方法です。
実践的な方法
aria-invalid属性を使用することで、ユーザーエージェントや支援技術に対して、特定の入力フィールドにエラーがあることを示すことができます。
aria-invalidの概要
aria-invalid属性は、入力フィールドが検証に失敗した場合に、そのフィールドにエラーが存在することを示すために使用されます。属性値として”true”を設定すると、そのフィールドが無効であることを示します。
<form>
<label for="email">Email:</label>
<input type="email" id="email" aria-invalid="true">
<span class="error-message">有効なメールアドレスを入力してください。</span>
</form>
注意点
aria-invalid属性は、エラーが解消された場合に”false”に戻す必要があり、ユーザーにエラーを知らせるだけでなく、具体的な解決方法も提供することが望ましいです。
まとめ
aria-invalid属性を使用することで、エラーフィールドを視覚的およびプログラム的に示すことができ、ユーザーが問題を迅速に特定して修正するのに役立ちます。
WCAG 2.0とその翻訳文書の利用について
本ページの内容は、「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0」、「WCAG 2.0 解説書
」および「WCAG 2.0 達成方法集
」からの引用を含んでいます。引用された内容は、W3CおよびWAICによって公開されており、以下のクリエイティブ・コモンズライセンスに基づいて使用されています。これらのガイドラインを参考にしつつ、ウェブアクセシビリティの向上に向けた具体的な取り組みを分かりやすく説明しています。
WCAG 2.0
この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。
WCAG 2.0 解説書及び達成方法集
この作品はWCAG 2.0 解説書及び達成方法集からの引用を含みます。翻訳はWAICによって提供されており、文書のステータスは「勧告」です。なお、この文書の正式版はあくまでW3Cのサイト内にある英語版であることにご注意ください。