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Language of Parts3.1.2 一部分の言語(レベルAA)

コンテンツの一節、又は語句それぞれの自然言語がどの言語であるか、プログラムによる解釈が可能である。

出典:WAIC. “ 達成基準 3.1.2 を理解する新しいウィンドウを開きます ” WCAG 2.0 解説書(参照2024年6月1日)

概要

ウェブページ内で異なる自然言語が使用される場合、その言語の変更がユーザーに正しく伝わるようにすることが求められています。この基準は、視覚障害者や読み書きに困難を抱えるユーザーにとって特に重要であり、スクリーンリーダーや他の支援技術が適切に言語を識別し、読み上げることを可能にします。

このページでは、ウェブサイト制作でよく直面する課題に対して、基本的で取り組みやすい方法を紹介しています。
ただし、他にも対処すべき状況や多くの手段があり、具体的な状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。

課題に対する実践的な方法

多言語コンテンツが混在する場合、ユーザーが言語変更を認識できないと理解が困難になり、スクリーンリーダーが言語変更を認識しないと適切に読み上げることができません。視覚的に区別されていても技術的に正しくマークアップされていない場合、支援技術が対応できないため、言語変更の適切な指定が必要です。

言語属性の使用による言語変更の指定

ウェブページのHTML内で、異なる自然言語を使用する箇所には適切な言語コードを指定します。
例えば、日本語のページに英語の段落が含まれている場合、次のように記述します。

<p lang="en">This is a paragraph in English.</p>

まとめ

達成基準 3.1.2は、多言語ウェブサイトのアクセシビリティを向上させるために不可欠です。言語属性を正しく使用することで、ユーザーがページ内の言語変更をスムーズに認識し、支援技術が適切に機能するようになります。これにより、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上し、すべてのユーザーが平等に情報にアクセスできるようになります。

WCAG 2.0とその翻訳文書の利用について

本ページの内容は、「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0新しいウィンドウを開きます」、「WCAG 2.0 解説書新しいウィンドウを開きます」および「WCAG 2.0 達成方法集新しいウィンドウを開きます」からの引用を含んでいます。引用された内容は、W3CおよびWAICによって公開されており、以下のクリエイティブ・コモンズライセンスに基づいて使用されています。これらのガイドラインを参考にしつつ、ウェブアクセシビリティの向上に向けた具体的な取り組みを分かりやすく説明しています。

WCAG 2.0

この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンス新しいウィンドウを開きますの下に提供されています。

WCAG 2.0 解説書及び達成方法集

この作品はWCAG 2.0 解説書及び達成方法集からの引用を含みます。翻訳はWAICによって提供されており、文書のステータスは「勧告」です。なお、この文書の正式版はあくまでW3Cのサイト内にある英語版であることにご注意ください。

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