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Multiple Ways2.4.5 複数の手段(レベルAA)

ウェブページ一式の中で、あるウェブページを見つける複数の手段が利用できる。

出典:WAIC. “ 達成基準 2.4.5 を理解する新しいウィンドウを開きます ” WCAG 2.0 解説書(参照2024年6月1日)

概要

利用者がサイト内のコンテンツを見つけやすくするために、複数のナビゲーション方法を提供することを求めています。特に、視覚障害や運動機能障害のある利用者にとって、ナビゲーションが困難になる場合があるため、複数の方法でアクセスを提供することが重要です。

このページでは、ウェブサイト制作でよく直面する課題に対して、基本的で取り組みやすい方法を紹介しています。
ただし、他にも対処すべき状況や多くの手段があり、具体的な状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。

課題に対する実践的な方法

関連リンクの提供

各ページ内に関連するトピックやセクションへのリンクを配置し、利用者が興味のある情報に素早くアクセスできるようにする。

目次の提供

長いページや複雑なドキュメントには、目次を作成し、ページの上部に配置して、利用者が全体の構造を把握しやすくする。

サイトマップの提供

サイト全体の構造を視覚的に表示するサイトマップを作成し、サイトの主要なページへのリンクを提供することで、利用者が全体像を理解しやすくする。

検索機能の提供

サイト内のコンテンツを検索できる検索バーを設置し、利用者がキーワードを入力して目的の情報を簡単に見つけられるようにする。

リンク一覧の提供

サイト内の全ページへのリンクを一覧表示するページを作成し、利用者が特定のページを探しやすくする。

ホームページからのリンク提供

ホームページにサイト内の全てのページへのリンクを含め、利用者がどのページにも容易にアクセスできるようにする。

まとめ

達成基準 2.4.5 は、利用者が目的の情報に簡単にアクセスできるようにするために、複数のナビゲーション方法を提供することの重要性を強調しています。関連リンク、目次、サイトマップ、検索機能、リンク一覧、ホームページからのリンクなど、様々な方法を組み合わせることで、全ての利用者がサイトを快適に利用できる環境を整えることが可能です。これにより、ウェブアクセシビリティの向上とユーザーエクスペリエンスの改善が期待できます。

WCAG 2.0とその翻訳文書の利用について

本ページの内容は、「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0新しいウィンドウを開きます」、「WCAG 2.0 解説書新しいウィンドウを開きます」および「WCAG 2.0 達成方法集新しいウィンドウを開きます」からの引用を含んでいます。引用された内容は、W3CおよびWAICによって公開されており、以下のクリエイティブ・コモンズライセンスに基づいて使用されています。これらのガイドラインを参考にしつつ、ウェブアクセシビリティの向上に向けた具体的な取り組みを分かりやすく説明しています。

WCAG 2.0

この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンス新しいウィンドウを開きますの下に提供されています。

WCAG 2.0 解説書及び達成方法集

この作品はWCAG 2.0 解説書及び達成方法集からの引用を含みます。翻訳はWAICによって提供されており、文書のステータスは「勧告」です。なお、この文書の正式版はあくまでW3Cのサイト内にある英語版であることにご注意ください。

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