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No Keyboard Trap2.1.2 キーボードトラップなし(レベルA)

キーボードインタフェースを用いてキーボードフォーカスをそのウェブページのあるコンポーネントに移動できる場合、キーボードインタフェースだけを用いてそのコンポーネントからフォーカスを外すことが可能である。さらに、修飾キーを伴わない矢印キー、 Tab キー、又はフォーカスを外すその他の標準的な方法でフォーカスを外せない場合は、フォーカスを外す方法が利用者に通知される。

出典:WAIC. “ 達成基準 2.1.2 を理解する新しいウィンドウを開きます ” WCAG 2.0 解説書(参照2024年6月1日)

概要

利用者がキーボード操作中に特定のエリアに閉じ込められないようにすることを求めています。この基準は、視覚障害者や運動機能障害を持つユーザーがウェブコンテンツにアクセスしやすくするために不可欠です。

このページでは、ウェブサイト制作でよく直面する課題に対して、基本的で取り組みやすい方法を紹介しています。
ただし、他にも対処すべき状況や多くの手段があり、具体的な状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。

課題に対する実践的な方法

特定のエリアにキーボード操作で閉じ込められると、ユーザーは他の部分に移動できなくなり、ウェブサイトの利用が困難になります。特に動的なコンテンツやインタラクティブな要素が多いウェブサイトでは、この問題が発生しやすいです。

フォーカスの移動を確保する

キーボード操作中にフォーカスが移動できることを確認し、特定のエリアにフォーカスが留まらないようにします。

まとめ

達成基準 2.1.2(キーボードトラップなし)は、すべてのユーザーがウェブコンテンツを快適に利用できるようにするための重要なガイドラインです。キーボード操作のみでコンテンツを利用するユーザーに対しても、スムーズな操作を提供することが求められます。特にキーボードトラップの回避は、アクセシビリティを高めるための基本的な対応策です。定期的なテストと調整を行うことで、ユーザーのエクスペリエンスを向上させることができます。

WCAG 2.0とその翻訳文書の利用について

本ページの内容は、「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0新しいウィンドウを開きます」、「WCAG 2.0 解説書新しいウィンドウを開きます」および「WCAG 2.0 達成方法集新しいウィンドウを開きます」からの引用を含んでいます。引用された内容は、W3CおよびWAICによって公開されており、以下のクリエイティブ・コモンズライセンスに基づいて使用されています。これらのガイドラインを参考にしつつ、ウェブアクセシビリティの向上に向けた具体的な取り組みを分かりやすく説明しています。

WCAG 2.0

この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンス新しいウィンドウを開きますの下に提供されています。

WCAG 2.0 解説書及び達成方法集

この作品はWCAG 2.0 解説書及び達成方法集からの引用を含みます。翻訳はWAICによって提供されており、文書のステータスは「勧告」です。なお、この文書の正式版はあくまでW3Cのサイト内にある英語版であることにご注意ください。

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