Sensory Characteristics1.3.3 感覚的な特徴（レベルA）
コンテンツを理解し操作するための説明は、形、色、大きさ、視覚的な位置、方向、又は音のような、構成要素が持つ感覚的な特徴だけに依存していない。
出典：WAIC. “
達成基準 1.3.3 を理解する
” WCAG 2.0 解説書（参照2024年6月1日）
概要
ウェブコンテンツの利用に際して、ユーザーが特定の感覚的な特徴（形、色、位置、音など）に依存しなくても情報を理解できるようにすることを求めています。これにより、視覚障害や色覚異常を持つユーザー、聴覚障害を持つユーザー、あるいはその他の障害を持つユーザーにとって、ウェブコンテンツのアクセシビリティが向上します。
このページでは、ウェブサイト制作でよく直面する課題に対して、基本的で取り組みやすい方法を紹介しています。
ただし、他にも対処すべき状況や多くの手段があり、具体的な状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
課題に対する実践的な方法
視覚的な情報を補足するテキストの提供
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色だけに依存しないように、テキストやアイコンを併用します。
例えば、「重要な情報は赤色で示される」ではなく、「重要な情報は赤色と太字で示される」とする。 -
形や位置に基づく指示には、テキストでの説明も付加します。
「右上のボタンをクリック」ではなく、「右上の保存ボタンをクリック」と具体的に説明します。
音声情報を補足するテキストの提供
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音声による指示や情報には、テキストキャプションを提供します。
動画や音声コンテンツには、字幕やテキストのトランスクリプトを用意します。
まとめ
視覚や聴覚などの感覚に依存する情報提供が多様なユーザーにとって障壁となることを理解し、具体的な実践方法を通じて、全てのユーザーが等しく情報にアクセスできる環境を整える重要性を強調しました。視覚的特徴に頼らず、テキストや補足説明を併用し、誰もが理解しやすいコンテンツを提供することが、アクセシビリティの向上に繋がります。
WCAG 2.0とその翻訳文書の利用について
本ページの内容は、「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0」、「WCAG 2.0 解説書」および「WCAG 2.0 達成方法集」からの引用を含んでいます。引用された内容は、W3CおよびWAICによって公開されており、以下のクリエイティブ・コモンズライセンスに基づいて使用されています。これらのガイドラインを参考にしつつ、ウェブアクセシビリティの向上に向けた具体的な取り組みを分かりやすく説明しています。
WCAG 2.0
この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。
WCAG 2.0 解説書及び達成方法集
この作品はWCAG 2.0 解説書及び達成方法集からの引用を含みます。翻訳はWAICによって提供されており、文書のステータスは「勧告」です。なお、この文書の正式版はあくまでW3Cのサイト内にある英語版であることにご注意ください。